空き家となる実家に対する心配事項

18 5月

空き家となる実家に対する心配事項

大都市のベッドタウンである下町にも空き家が増えています。空き家となる理由には様々な要素があるのでしょうが、私の実家もやがて空き家になってしまいます。

一人暮らしの母が他界し、現在は遺品整理を進めています。その作業を母の1周忌を迎えるまでに完了し、1周忌が過ぎれば実家は空き家となってしまいます。

大都市のベッドタウンとして古くから住宅が密集する下町に立地し、土地と家屋が自分のものであれば、住宅を壊して更地にしても土地は売れる立地です。

しかし、残念ながら実家は借地に建つ長屋の1軒なのです。住居は長屋の住民がそれぞれ所有しています。借地を返す際には更地にして地主に返すのが一般的で、実家は戦後間もなく建てられた古い住宅なので、それが出来ればスッキリと問題は解決します。

しかし、長屋の1軒を切り離して解体すれば、長屋全体に大きなダメージを与えかねません。地主と相談して、将来の解体費用として一定の金額を地主に支払い、解体せずに地主に土地を返す事でお互いの了解が出来ました。

しかし、空き家となれば、住宅は傷みやすく、実家の傷みが引き鉄となって長屋全体に問題を起こさないか心配です。地主に実家を無償で引き渡し、私には責任は無くなると言うものの、顔見知りの長屋に残る住民に迷惑を掛ける様な事があれば、やはり責任を感じてしまいます。

しかし、土地を借り続け、実家を維持しても使用のあてはありません。せめて地主に住居付きで土地を返すまでに、DIYで可能な限りのメンテをして地主に実家を託したいと思っています。

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